リハビリテーションアプローチからセラピスト教育、研究活動まで日々の活動をアウトプットしています。文献紹介などの客観的な情報から主観的な考えまで幅広く記載しているつもりですので、あくまでも批判的にご活用ください。
2013年12月9日月曜日
コエンザイムQ10
サプリメントについてはあまり知識がないのですが、毎日来る論文のトピックスニュースメールを見ているとたまたま目に留まった。
Effect of coenzyme Q10 supplementation on heart failure: a meta-analysis
http://ajcn.nutrition.org/content/early/2012/12/04/ajcn.112.040741.abstract
メタアナリシスで心不全に対するコエンザイムQ10の投与効果を検証したものだそうです。
このメタアナリシスによると、更なる大規模調査研究が必要であるが、コエンザイムQ10の投与によって駆出率の改善が見られたそうです。
個人的に抗酸化作用とか、肌が綺麗になるということくらいしか知らなかったので、調べてみたら、1973年に既に日本でうっ血性心不全治療の医療用医薬品として世界で初めて認可されていたとのことです。しかし、米国心臓学会/米国心臓協会ではまだ有効性は認めていないそうです。
恥ずかしながら全く知りませんでした。
それに対して、俗に謳われている肥満解消や美容に関する無作為化比較試験はないとのことです。
何か意外というか、コエンザイムQ10ってうさんくさいものとしか思っていませんでしたが、こんな作用もあるんですね。
今回は嚥下でも脳でもなく、栄養に関することでした。
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