2012年10月20日土曜日

学部ゼミ活動

更新しないとと思いながら、かなりの時間が経ってしまいました。
本来であれば研究室の活動と文献紹介が目的なので、活動報告を。

現在4年生の学部ゼミでは卒論完成に向けて最後のデータ処理活動、3年生は実験開始と賑やかになっております。
3年生のゼミでは私のもともとの興味でもあるAction Observationによる運動の変化をかなり進化させた研究を行っています。

Visual and auditory stimuli associated with swallowing: an FMRI study.

Bull Tokyo Dent Coll. 2009;50(4):169-81.
嚥下の映像や音を聞かせると一次運動野、運動前野などが活動しているという論文で、まだちゃんと読めていませんが、最近のDysphagia誌にも同様の刺激でミラーニューロンが活性化するのではないかという論文があります。
その結果をもとに実際の嚥下ではどうなのかということを、研究しています。うちの大学には歯学部も言語聴覚学科もないので嚥下造影をするわけにはいかないのですが、非侵襲的に口腔~咽頭期を評価する試みを行っています。
他人が美味しそうに食べている映像を見ることによって、唾液分泌だけでなく、嚥下も変わるのかというテーマで実験を行っています。学部生が私が思いつかないような発想を出してくれるので面白い研究になっています。


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