リハビリテーションアプローチからセラピスト教育、研究活動まで日々の活動をアウトプットしています。文献紹介などの客観的な情報から主観的な考えまで幅広く記載しているつもりですので、あくまでも批判的にご活用ください。
2014年11月23日日曜日
「岡山県理学療法士会の講演」の前の話
昨日、岡山県理学療法士会で講演してきました。
私は一応、神経系の専門理学療法士を持っているのですが、最近特に嚥下の研究を中心に行っていたり、内部障害の講演依頼をもらったりしているので、器用貧乏になるのではないかと困惑している部分があり、講演の前日に大学時代の恩師に電話で相談させてもらいました。
私の大学時代の恩師は循環呼吸系を研究している先生で、講演の内容も内部障害に関することだったので、相談させてもらったわけですが、やはり恩師は偉大だと思いました。
「理学療法士としては、まずジェネラリストを目指しなさい。何でも出来るようになった上で、初めてその中で得意なことが出てくる。ひたすらに何でも勉強する姿を学生に見せなさい。」といわれました。
迷いが吹き飛びました。
私は昔「何でも出来るのは、何も秀でて出来ないのと同じだ。それぞれの専門性を持つ個人が集まれば、レベルの高い集団が出来る。」と言ってきましたが、恩師からは「それは横のつながりが十分に強い組織に限られる。」ということを言われました。
確かに目の前の対象者に向かって、自分は神経系が専門だから内部障害は得意じゃないとは言ってられないです。
そんな訳で、自分が内部障害のリスク管理の講演をすることに何の迷いもなくなりました。
実際の講演は、参加者から難しかったという感想が多く、上手くいったとは言い難いのですが、いずれこの内容はどこかで文章としてまとめる予定なので、今回の参加者がそれを見た時に少しでも理解の助けになれば幸いです。
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